小津安二郎展!

神奈川近代文学館にて、生誕120年没後60年「小津安二郎展」開催。

日本を代表する映画監督のひとり小津安二郎(1903~1963)は、日本の文化や社会事情を背景に、家族の日常、人生の悲哀などを、練り上げた脚本と、<ローポジション>をはじめとする独自の撮影技法によって、細部にまでこだわり表現してきました。「小津調」と呼ばれるその作品世界は、国境を越え世代を超えて多くの人に愛され、評価され続けています。

戦後は鎌倉に住み「晩春」「麦秋」「東京物語」など脚本を湘南の旅館・茅ヶ崎館で執筆、また、戦前から県内各地を撮影地とするなど、神奈川は、小津映画にとって大変ゆかりの深い場所でした。