横浜港の見える丘公園に在る神奈川近代文学館。
「没後50年 山本周五郎展」11月26日まで開催。
山本周五郎(1903〜1967)は、「小説にはよき小説とよくない小説があるだけ」というゆるぎない信念のもと、あらゆる賞を拒んで、読者のため「よき小説」を書くことのみに生涯をささげました。市井の人々のささやかな営み、道を究める者の苦悩、強くけなげな女性たちなど、それぞれの人生をひたむきに生きる人間の姿を鮮やかに描き出し、その心の動きを追究した作品は、世代を超えて愛され続けています。
文学は、「充実した人生」の生きる力となります。