3月18日(火)神奈川県立金沢文庫にて、特別展「慶珊寺と富岡八幡宮の名宝」鑑賞。富岡八幡宮の別当寺であった慶珊寺には、中世の「大般若経」六百巻が所蔵されています。本経は主に、鎌倉時代、正中二年(1325年)の奥書を持つ一群と、足利尊氏の発願により、勧進僧智感とその後継者が版行した、いわゆる智感版で構成されています。とくに、智感版「大般若経」には、版行事業のために勧緑した鎌倉幕府関係者の名前が多数刻まれていることから、中世後期東国の信仰、政治史に関する史料として注目されてきました。
特別展鑑賞後、隣接する称名寺境内散策を楽しみました。