八聖殿は、昭和8年(1933)に、大正から昭和初期に逓信大臣や内務大臣など歴任した熊本出身の政治家・安達謙蔵の別荘として建てられました。法隆寺の夢殿を模して造られたとされるこの正八角形の建物は、地上4階・地下1階の鉄筋コンクリート造で、当初から電気や水道。ガスを完備し、全館暖房・水洗トイレまで設けられていました。本牧岬の先端に建てられた八聖殿からは、美しい東京湾の全景が眺められ、富士山や大山・丹沢、箱根の山々まで見渡すことができました。
「八聖人像」
「キリスト像」清水多嘉示作(長野県出身)
「釈迦像」田島亀彦作(香川県出身)