カスヤの森現代美術館は、1994年の開館より国内外の現代美術作品を企画や常設展示を通して紹介してきました。2024年4月に開館30年を迎えます。
当館と松澤宥との関りは、1995年4月に開館初の個展(企画展)として「量子芸術宣言」を取り上げ、2002年には2回目の個展となる松澤宥「80年問題・言明・公案」を開催。現代美術における重要作家のひとりであるという位置づけから、これまでの5回の個展(没後開催を含む)やグループ展を通しその作品を紹介してまいりました。
松澤宥は1964年6月「オブジェを消せ」という啓示を受けて以来、それまでの造形的な仕事から離れ、純粋観念の世界に入り文字を使った作品やパフォーマンスを国内外で発表。1977年のサンパウロ・ビエンナーレへの参加や2001年のテート・モダンでのパフォーマンスなど、コンセプチュア・アートの先駆者として世界的に評価を得ました。
私の憩いの場所「竹林」を散策。
作品鑑賞後、美味しいコーヒーを頂き、憩いの一時を過ごしました。