よこすか近代遺産ミユージアム!

今から150年前、ヴェルニー公園の周辺は、横須賀製鉄所といって、船を造るための大きな工場でした。ここから、現代につながる様々な技術が産まれ、日本は大きく発展しました。この工場をフランス人技師ヴェルニーに命じて、建設したのが小栗上野介忠順です。

小栗上野介忠順が、アメリカに渡った際、欧米の技術を目の当たりにして大変驚きました。日本も技術を発展させなければならない、と強い思いを抱いた小栗上野介忠順は、1本の「ねじ」を持ち帰って決意も新たに横須賀製鉄所の建設に力を注ぎまいた。

「ティボディエ邸」は、1869年(明治2年)頃に建築され、2003年(平成15年)も解体時まで本州最古級の西洋館で、横須賀製鉄所副首長であったティボディエの官舎でした。その再現をしたこのミュージアムでは、小屋組みを移設した実物展示のほか、横須賀製鉄所の歴史や市内の見どころを紹介しています。