色彩とモノクロール!



横須賀美術館にて、4月10日まで「嶋田しづ・磯見輝夫展」開催。


嶋田しづは、1958年に国費留学生として渡仏し、以後20年パリを拠点に活動をしてきました。彼女は油彩で、淡い色彩の浮遊物が漂っているような、軽快で透明感のある空間を作り上げています。
帰国後は逗子に住み、油彩、水彩、版画など様々なメディアに取り組んでいます。


磯見輝夫は、杉板を版木として用い、横に並べ継いで大型版画を制作しています。板と板との継ぎ目や、板目の違いによる刷りムラも取り込んだ、独自の力強い画風を確立しています。近年は重厚かつ繊細に、海面や地面に現れる様々な事象の変化を版にとどめています。