歴史を楽しく学ぶ!

4月26日(水)追浜コミュニティーセンター4階集会室にて、MS研究会第502回4月例会開催。

講師は、郷土史家 山本詔一氏

テーマ「江戸時代の人々の生活事情」と題し、大変興味深いお話を頂きました。

1,武士を代表して横須賀港を開いた小栗忠順(2500石領地 40%の1000石

  が小栗家の収入)1石(150㎏)1両といわれた時代、とすれば1000両の収

  入。

2,大店の生活事情

  わかっている限りでは、越後屋の年商26万両が最高1日2000両売り上げた日

  は、大入りが出たという。

3,庶民の生活事情

  銭遣い文化

  大工 日当580文×290日=168200文の年収 1両が6000文換えて

     28両に。

  店賃 月800文~1000文、米 月2300文~3000文、燃料費・調味

     料・おかず 月6200文、 衣服 月1000文、風呂1回8文

     年間24両 年収28両・・・ぎりぎりの生活。

 「川柳」

  1,ひとりもの 店賃ほどは うちに居ず

  2,井戸端へ 人のうわさを 汲みに行き

  3,いただいて 仕着せの不足 舌を出し

  4,相模下女 助兵衛さまの 御意に入り

  5,もてぬ奴 髪結床を 変えてみる

  6,慶応と 年号変えて 御新発 下からよめば おけという

  7,上からは 明治だなどと 言うけれど 下から読めば 治まる明

ユーモア溢れる山本詔一氏のお話に、アッという2時間が経ちました。

山本詔一様の益々ご活躍を心より期待致します。感謝!