アーティゾン美術館!

 

アーティゾン美術館にて「ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ」鑑賞。

20世紀前半を代表するアーチスト・カップルをめぐり、個々の創作活動を紹介するとともに、両者がそれぞれの制作に及ぼした影響やデュオでの共同制作の試みに目を向け、カップルというパートナーシップの上にいかなる創作の可能性を見出せるか、再考します。

「画家で陶芸家、コレクター」

硲伊之助(1895~1977)は、フュウザン会や二科会で若い頃より注目された画家でした。二度の渡仏を経て、一水会の創立に参加、一時は文化学院東京藝術大学で後進の絵画指導にあたり、晩年は色絵磁器の創作に熱意をもって取り組みます。制作活動のかたわら、クールベゴッホなどの画集の編集や「ゴッホの手紙」の翻訳に携わるなど西洋美術の紹介にも尽力した他、師マティスの日本ではじめての回顧展(1951年)実現にむけて作家との交渉に携わる実務家としての一面もあわせもっていました。