文學の楽しみ!

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港の見える丘公園より大桟橋を望む。

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季節の花々が咲き誇り楽しませてくれています。

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吉田健一(1912~1977)は、当時外交官で、敗戦後内閣総理大臣を務めた吉田茂の長男として生まれ、海外の父の任地で過ごした幼少期に流暢な英語を身につけました。日本の中学を卒業後、ケンブリッジ大学に学び、その伝統と風土のなかでヨーロッパの文学に魅了されながらも、約半年後には、日本で文士として生きてゆく決意を固め帰国します。その後、長い修業時代を経て、磨き上げられた独特の文体で、文学研究、批評、翻訳、随筆、小説の間を自在に往来しながら「英国の文学」「乞食王子」「舌鼓ところどころ」「金沢」「時間」など個性あふれる作品を次々と世に送り出しました。

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神奈川近代文学館には、遺族から吉田健一資料約5700点を受贈し「吉田健一文庫」として保存。今回は、それらの資料を中心に、酒、旅、友人たちを愛し「文學の楽しみ」について繰り返し語りかけた生涯の作品です。

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文学館より「横浜ブリッジを」望む。