発想転換!



LIXILギャラリーにて、クリエイションの未来展第17回は、2016年秋に惜しまれつつ世を去った日本を代表するインテリアデザイナー内田繁氏が最後に手掛けたプロジェクト「Wander From W
ithin]このプロジェクトは香港の企業家でKII芸術財団創設者のエイドリアン・チェンが内田 繁の作品に共鳴し、家具と茶室の共同開発を約束したことで始まりました。

茶室「行庵」




「Wander From Within」は、内田繁氏がめざしてきた軽さ、薄さ、透ける、重なりなどの東洋的な境界の考え方をもとにデザインされた家具です。又エイドリアン・チェンは手仕事を重視しており「量産しない」「人の技術がつくる」「長く大切に使われる」「自然素材でつくる」「エネルギーを浪費しない」など未来の美しい生活環境を考慮した家具となっています。



同時開催「思考の器 中村康平展」
中村康平氏は、幾度か作品のスタイルを変えながら、最終的にはバロック様式を引用した極端に装飾的な作品を磁器土で制作していた。そのオブジェ作家が「時代的にオブジェが面白い時代は終わる、これからは茶碗の時代が来る」と判断したことはとても興味深い。