「東叶神社」は、養和元年(1181年)京都神護寺の僧文覚が源家の再興を発願し、石清水八幡宮を当地勧請され、もし源氏の再興実現せし折りは、永く祭祀を絶たざるべしと祈念したところに始まるとされている。その後、文治2年(1186年)には源頼朝公が源家再興願意成就の意を込めて神号を改め、叶大明神と尊称されたと伝えられている。
「西叶神社」現在の社殿は天保13年(1842年)再建されたものです。社殿をとりまく沢山の彫刻は、後藤利兵衛という安房国(千葉県)の彫刻師の若い頃の作品で、後藤はこれらの仕事が認められ、その後幕府の彫刻師として雇われました。
拝殿の格天井の彫刻は花鳥です。又、社殿の棟柱を担ぐ力士像なども他には類を見ない優れた作品であり、これらの彫刻は横須賀市の市民文化資産に指定されています。